鈴木 純一 / SUZUKI Junichi

- 職 名:
- 教授
- 担当講座:
- 公共ジャーナリズム論
担当授業
公共社会論演習
授業内容
公共社会の観察を観察する
現代を「二次観察(観察の観察)」の時代とする社会理論がありますが、現代社会を捉えるには、対象そのものの観察(一次観察)のみならず、人々が行動指針として対象をどのように観察しているかを観察(二次観察)する必要があります。このような意識のもと、現代公共社会の特性を、公共圏論、意思決定論、社会システム論、メディア論等多角的視点から考察し、その観察の方法論を、学生の皆さんそれぞれの研究領域に接続するのが授業の目的です。マクロとミクロの視点、メタとオブジェクトの視点、理論と実践を往還しつつ、独自の観察を作り上げていく楽しさを、一緒に味わっていきましょう。
略歴・主要業績
東京大学大学院人文科学研究科修了。ドイツ・マンハイム大学留学。現在は、ハーバマスの社会的コミュニケーション論、ルーマンの社会システム論、認知メタファー論を理論的な柱にして、公共圏・メディア・移動交流に関する観察・記述・分析の方法論を研究。論文は『社会理論における観察概念から見たメタファーの機能』等。
所属学会
日本独文学会、情報文化学会、社会思想学会。
電子メール
jun@imc.hokudai.ac.jp
研究領域
ドイツ社会思想。公共社会・メディア論。ヨーロッパ文化・文学。メタファー・テクスト論。