渡邉 浩平 / WATANABE Kohei

- 職 名:
- 教授
- 担当講座:
- 国際広報論
担当授業
メディア観光表象論
広報とマーケティング
授業内容
「わりきれない」問題を考える
授業では日本における戦争体験と戦後思想の問題をみなさんと共有します。終戦から七十年をこえる月日がたち、戦争を直接経験した人も少なくなりました。戦争をめぐる記憶もメディアに現れる情報も変化します。その時点において人々が何を考えていたのかが忘れられ、体験がその後の思考で整序されることもあります。戦争史跡は保護されることもありますが、多くは取り壊されてゆきます。メディアと観光(地域)における表象の問題を、戦争を事例に考えます。授業のコンセプトは「わりきれない」問題を「わりきらず」に考える。戦争体験者(戦中派)の思考をたどり、北海道の戦争史跡を訪ね、考えてゆきたいと思います。
略歴・主要業績
東京都立大学人文科学研究科修士課程修了後、博報堂に入社し12年勤務。その間、上海駐在員事務所、北京駐在員事務所で働く。1997年愛知大学現代中国学部講師、2001年北海道大学言語文化部助教授、2009年北海道大学メディア・コミュニケーション研究院教授。近著に『吉田満 戦艦大和学徒兵の五十六年』(白水社、2018年)がある。
所属学会
広告学会、広報学会、マスコミュニケーション学会
電子メール
koheiw@imc.hokudai.ac.jp
研究領域
広告、広報、メディア、戦争の記憶