坂間 博 / SAKAMA Hiroshi

- 職 名:
- 准教授
- 担当講座:
- 言語コミュニケーション論
担当授業
音声メディア言語習得論演習
授業内容
音声学・音韻論の入門、音声の生理機構と音声の体系性の理解を行う。
近年通信機器の発達により、新しい言語伝達形式が生まれつつあるが、音声を用いたコミュニケーションが重要な役割を担っていることに変わりはない。人間は、声帯、喉、舌、唇などを使いながら、多様な言語音を作り出し、それらを組み合わせて語や文を作り、多様な情報をやりとりしている。
生理音声学は、人間の音声がどのように作られているのか、という観点(調音位置・調音法)から分析、記述を行う分野であるが、文献的な理解だけでなく、実際にさまざまな音を出しながら、その特徴をとらえられる技能を習得することも重要である。
音声学的な分析によって得られた現象を音韻論的に理論化する過程も扱う。音素の抽出から、音節、モーラ、フットなど言語音の中の独特な構造とそれぞれのレベルで生じる現象を形式的にどのようにとらえるかについて日本語や英語などの身近な言語の具体的な例をあげて検討する。
略歴・主要業績
上智大学大学院外国語学研究科博士課程。
「チャットシステムを利用した初習外国語指導―インターラクションのあるドイツ語表現演習のケーススタディ」、『インターラクションのあるCALL授業』国際広報メディア研究科・言語文化部研究報告叢書59、北海道大学、pp.57-96、2005年3月
所属学会
日本音声学会、日本独文学会
電子メール
sakama@imc.hokudai.ac.jp
研究領域
音声学・音韻論、形態論。
研究コラム
「音声・音韻・形態」が研究のテーマです。この分野は工学、心理学、社会学にも関連性があります。かなり応用の利く分野です。