江口 豊 / EGUCHI Yutaka

  • 江口 豊
    職名:
    教授
    担当講座:
    公共ジャーナリズム論

担当授業

メディア史論演習

授業内容

ラジオやテレビなどの放送メディア、インターネットやSNSなどの電子メディアの隆盛期を迎え、紙媒体の活字メディア新聞の存在はすっかり色褪せてしまいました。しかし情報が載る「媒体」は変わっても、ニュースを求める私たちの行動は変わらないようです。なぜ人間は直接体験に基づく情報以外に、いろいろなコミュニケーションを通じた情報を求めるのでしょうか。そうした欲求を最初にシステムとして満足させようとしたものが新聞だと思います。21世紀の人間が17世紀の人間よりも特別賢くなったとも思えませんし、本質が変わるとも思えません。私たちの情報行動の原点を新聞が成立した時代をヒントに一緒に考えてみませんか。

略歴・主要業績

名古屋大学、マールブルク大学、北海道大学大学院文学研究科、デュッセルドルフ大学でドイツ語学を専攻。マインハイムドイツ語研究所、チューリヒ大学ジャーナリズム・メディア学研究所にて客員研究員。16世紀、17世紀のドイツ語圏におけるメディア事象、とくに新聞成立史を研究中。

北海道大学研究者総覧 個人ページ

電子メール

yeguchi@imc.hokudai.ac.jp

研究領域

メディア、社会言語学、メディア内容、語用論

研究コラム

なぜ新聞は生まれたのか

ラジオやテレビなどの放送メディア、インターネットなどの電子メディアの隆盛期を迎え、活字メディアの代表選手である新聞の存在は色褪せたかに見えます。新聞購読者数の減少で経営合理化、系列化も進み、新聞人自身から「斜陽産業」との自己批判も出されることがあるほどです。しかし、私は今後も新聞がなくなることはないと考えています。なぜ新聞はこの世に生まれ、世界中に普及したのでしょうか。この疑問に取り憑かれて調べていると、逆に人間や社会の本質がぼんやり浮かび上がって見える気がします。またなぜヨーロッパで最初に近代社会が成立したのかという大問題を考えるとき、新聞やその先駆形態のコミュニケーション革命が果たした壮大な役割を感じ取ることもあります。

検索用タグ

ジャーナリズム、メディア・情報、公共ジャーナリズム