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「研究生」(外国人留学生)のための留学案内(2017年8月)

2017年8月2日

北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院では各国からの留学生が学んでいます。留学生のなかには、直接入学試験を受験して合格し、修士課程や博士課程に入る人もいますが、多くは「研究生」として来日し、半年から1年程度の間、メディア・コミュニケーション研究院の教員の研究指導を受けながら、日本での生活や言葉に慣れ、難関とされる大学院の入学試験に備えます。ここでは研究生制度の特徴を説明します。

(1)研究生生活のスタートと大学院入試

研究生としての生活が始まる時期は、年2回(4月と10月)あります。これに対して、国際広報メディア・観光学院の修士課程の入学時期は、今のところ4月に限られています(10月入学はありません)。国際広報メディア・観光学院の入学試験は年2回(8月頃と2月頃)に行われます。したがって、10月に研究生になると、最初の試験の機会は2月頃にあります。もし受験準備が十分に整っていれば、10月に研究生として来日する前に、必要に応じて受験目的の「短期滞在ビザ」を取得して、8月の学院入試を受験することもできます。こうすれば4月までに二度の受験機会を持つことができます。また、4月から研究生になる場合には、翌年の春までに2回受験する機会を得られます。

※国際広報メディア・観光学院では、平成29年度実施(平成30年度入学)の入学試験から、従来実施していた外国語Aおよび外国語Bを廃止し、TOEFL(IBTまたはITP)/ TOEIC(公開テストのみ)等のスコアによる判定に変更します。詳細は本学院ホームページの「入試における外国語試験の取扱いについて」(https://www.imc.hokudai.ac.jp/exam/201611/001244.html)で必ず確認してください。

(2)研究生として学ぶこと

研究生の目的は指導教員のもとで、自分の研究準備を進めることです。研究生は、指導教員の研究指導以外に、国際教育研究センターで開講される日本語コースや、メディア・コミュニケーション研究院で提供される研究生プログラムを受講することができます。研究生プログラムの内容は学期ごとに異なりますが、いずれも大学院進学希望者のための基礎教育や専門分野の導入教育を目的としています。
学位の取得をめざす大学院生とはちがって、研究生は単位を取得したり、修士論文を執筆したりすることはありません。

※国際教育研究センターの日本語コースを受講するためには、まず事前申込(8月・2月)が必要です(締切厳守)。こちらのページ(https://www.oia.hokudai.ac.jp/cier/?page_id=178)で最新情報を確認してください。

(3)メディア・コミュニケーション研究院の研究生となるには

もしメディア・コミュニケーション研究院や国際広報メディア・観光学院に興味をもったら、ぜひホームページの内容をよく調べてください。私たちの教育研究内容は日本の大学院のなかでもユニークなものですが、それが本当に自分の学びたいことと重なっているかどうか、じっくり考えてみてください。また、自分の研究課題と関連のある研究を行っている教員がいるか、よく確かめてください。研究生に応募する意思が固まったら、研究計画書を作成し、「書類審査」に必要な書類を用意します。

(4)「書類審査」に応募する

メディア・コミュニケーション研究院の研究生となることを希望する留学生の方に対しては、受け入れの可否を検討する「書類審査」の機会を年に2回(申請時期は5月と10月)設けています。研究生書類審査の対象となるのは、将来的に大学院国際広報メディア・観光学院への進学を希望する留学生です。
国費留学など、奨学金の給付を申請する留学生の場合には、「書類審査」申請の期間外でも別途審査を行う用意がありますので、事務部(教務担当)にご相談ください。

(5)博士後期課程に進学を希望する場合

修士課程修了者で、研究生在籍後、博士後期課程への進学を希望する場合には、あらかじめ学院の博士課程で指導を希望する教員に連絡して学院入学後の研究指導の内諾を得たうえで、研究生の書類審査(または期間外審査)を受けてください。詳しくは事務部(教務担当)にご相談ください。

(6)指導教員の希望

メディア・コミュニケーション研究院では、留学生の指導をチームで行っており、教員一人が受け持つ指導学生(研究生)の数は、各年度2名までと限定しています。書類審査に合格した方には、本人の希望も考慮した上で、メディア・コミュニケーション研究院が責任をもって指導教員を決定します(書類審査の申請書類には第2希望まで指導教員名を書くことができます)。大学院に進学すれば研究テーマに照らして最適の指導教員を学生自身の希望により選ぶことができます。
書類審査の申請をする前に、あらかじめ希望する教員と連絡をとり、アドバイスを受けることは可能ですが、書類審査は委員会が行いますので、書類は必ず事務部宛てに提出してください。

(7)必要書類

書類審査を受けるためには、入学願書、履歴書、志望理由書(本学院への留学の志望動機および研究テーマに至った動機)、研究計画書、卒業(見込み)証明書(学位取得証明書)、成績証明書、外国籍であることを証明する書類が必要です(必ず本学院ホームページで最新の「外国人留学生(研究生)書類審査申請要領」を確認してください)。
書類審査では、本学院での研究に必要な能力を判断するために、推薦書、日本語の能力を示す証明書(JLPT)、英語の能力を示す証明書(TOEFL-ITP、TOEFL-iBT、TOEIC公開テスト)を重要な参考資料として扱いますので、これらも併せて提出することを強く推奨します。
学位取得(見込み)証明書や成績証明書は所属機関の発行した正規の書類を添付してください。また、推薦書には推薦者の所属機関名が刻印された公式用箋を使用してください。

(8)研究計画書の内容

研究計画書には研究題目、研究の背景、研究の目的、研究の方法と内容、期待される成果について書きます。研究の背景の欄では、研究課題を着想するに到った背景について分かりやすく説明してください。研究の目的の欄では、研究課題について、何をどこまで明らかにしようとしているのかを簡潔に述べてください。方法と内容の欄では、研究をどのように進めていくのかを、これまでの準備状況をあわせて具体的に説明してください。期待される成果の欄では、この研究課題に取り組むことでどのような成果が期待できるのかを簡潔に述べてください。

(9)計画書執筆のルール

最後ですが重要なこととして、研究計画書を書くときにも論文執筆のルールを遵守し、引用した文献資料等があれば必ず注記して典拠を明示してください。インターネットや文献からの典拠を明示しない不正な引用は剽窃行為とみなし、審査の対象外とします。
・自分で書いた文章と引用した文章を「 」などではっきり区別する。
・引用した文献とそのページ数が分かるように明記する。
・インターネットからの引用については、採録したURLと日時も必ず記載する。
などの点を守って書いてください。先行研究の成果を尊重しながら、皆さん自身の考えがどんな点にあるのかを示してください。審査対象は、自分で考え、自分の力で伝えようとする人だけであることを忘れないでください。