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- 職名:
- 准教授
- 担当講座:
- 国際観光開発論
担当授業
文化遺産国際協力論演習
授業内容
現代社会のなかの過去と活用―ヘリテージと観光の関係
現代社会において、過去がどのように扱われているか、取捨選択されているか、いかに「ヘリテージ(遺産)」が創造されていくのか。ヘリテージ・スタディーズは、欧米を中心に顕著な発展をみせています。本授業では、考古学、文化人類学、社会学、歴史学、政治学、様々な学問分野においてとり扱われるヘリテージの議論をとらえたうえで、観光とヘリテージの関係に焦点を当て、文献と事例研究から検討します。ヘリテージの創造と、その観光活用の背景や過程は地域や国によって大きく違ってきます。また、ユネスコを中心とした国際社会による文化遺産国際協力活動は、観光とヘリテージの関係にも強い影響を与えてきました。授業では、ヘリテージと観光が抱える課題を事例研究を通して明らかにし、学際的視野をもって検討します。
略歴・主要業績
上智大学大学院外国語学研究科地域研究専攻博士課程修了。博士(地域研究)。2006年から(独)東京文化財研究所、2010年から(独)奈良文化財研究所において、文化遺産国際協力業務に従事。文化遺産保存政策と地域社会をテーマに、主にインドネシア、カンボジア、タイにおいてフィールドワークをおこなう。主な著者に、『アンコール・ワットを読む』(共著、連合出版、2005年)『グローバル / ローカル 文化遺産』(共著、上智大学出版、2010年)などがある。
所属学会
東南アジア学会、東南アジア考古学会、遺跡学会
電子メール
tashiroa@imc.hokudai.ac.jp
検索用タグ
国際観光開発、文化・社会