河合 靖 / KAWAI Yasushi

  • 河合 靖
    職名:
    教授
    担当分野:
    言語習得論

担当授業

言語習得論演習Ⅰ

授業内容

多層言語環境化する現代社会の言語関連問題を応用言語学的な視点から考える。

交通・情報通信手段の発達により多層言語環境化する現代社会において,言語の習得が重要な課題になってきています。海外からの観光客増加で日常的に日本語以外の言葉を耳にするようになりました。少子高齢化による労働力不足を外国人によって補う動きが活発化しています。一方で,欧米では海外からの人口流入や経済のグローバル化に反対する自国第一主義の考え方から,移民排斥の動きが強まってきています。本授業は,応用言語学的な言語の学習・教授の方法論に注意を払いながら,第二言語習得理論の基本概念と興味の変遷について理解を深めるとともに,現代社会が抱える言語政策上の問題に言語研究の立場からどのように貢献しうるか探究します。

略歴・主要業績

アラバマ大学大学院博士課程修了(Ph.D.)
『「学ぶ・教える・考える」ための実践的英語科教育法』(共著)大修館書店 2018
『成長する英語学習者』(共著)大修館書店 2010
Lessons from Good Language Learners(共著)Cambridge University Press 2008

北海道大学研究者総覧 個人ページ

所属学会

大学英語教育学会、全国英語教育学会,日本コミュニケーション学会

電子メール

ykawai@imc.hokudai.ac.jp

研究領域

第2言語習得、学習者要因、学習ストラテジー、学習スタイル、動機づけ

研究コラム

 言語環境が周囲にない場合の、主に教室での第二言語習得において、学習者がどのように第二言語、特に英語を身につけていくかに興味があります。普遍的な法則性の発見よりも、個人差がどうして生まれるかの方に興味の焦点があって、性格的な違いや認知・思考様式の傾向など学習者の属性、学習行動や新情報へのアプローチの仕方の違い、目標言語やその話者、文化、あるいはそれを学ぶことに対する態度や理由などが、どのように第二言語習得に影響を与えるかを明らかにしたいと考えています。第2言語習得の研究をしていますが、どちらかというと、言語よりもそれを学ぶ・話す人に興味があると言えるでしょう。