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研究院紹介

教員プロフィール一覧

林 恒立 / LIN Hengli

林 恒立
職 名:
助教
専 攻:
国際広報メディア専攻
担当分野:
言語習得論

経 歴

台湾出身。2007年、交流協会奨学金留学生として来日。北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院国際広報メディア専攻修士課程(博士前期課程)、博士課程(博士後期課程)を経て、博士(学術)を取得。研究テーマは、日本語における「見越しの評価」を表す副詞、日本語第二言語話者の言語使用の質的分析。主な論文は、「副詞『たぶん』の使用―日本語第二言語話者と中国語第二言語話者の自然会話データから―」(応用外語学報、2012年)、「『ただでさえ』の副詞的意味と構文―『さえ』と『ただ』の対照を交えて―」(台湾日本語教育学報、2013年)など。

所属学会

日本語教育学会、台湾日本語教育学会、社会言語科学会、日本語文法学会、日本中国語学会

電子メール

hengli@imc.hokudai.ac.jp

研究領域

現代日本語学、日本語教育

研究コラム

言語理論と言語教育に応用可能な言語使用の記述的研究

現在、一般的に認識されている「情態副詞」「陳述副詞」「程度副詞」という日本語の副詞三分類は、あくまで大まかな分類であり、それぞれのグループの中には、日本語学習者にとって習得が難しいだけでなく、日本語母語話者も説明できないような、複雑な意味・用法を持ち、典型的な副詞と異なる振る舞いを見せるものが多く含まれています。私の研究は、こういう異質な副詞、とりわけ「見越しの評価」を表す副詞の意味的・構文的特徴の記述です。コーパスを利用し、「『見越しの評価』を表す副詞」がどのように使用されているのか、一般的原理に基づいて何らかの仮説を立てて演繹的・合理論的に検証する方法をとらずに、個々の言語事象の現れとしての用例を一つ一つ丁寧に観察・記述し、それぞれの意味・用法を帰納していきます。日本語副詞の理論をこれまでの各人各説の中から継続的に発展させ、また、多様化するこれからの日本語教育・習得への応用の土台を据えるためには、こうした基礎的研究は欠かせないと考えています。