王 冰 / WANG Bing

  • 王 冰
    職名:
    助教
    担当分野:
    ジャーナリズム論

担当授業

ソーシャルメディア論演習

授業内容

デジタル時代のメディア技術論・ソーシャルメディア論

デジタル時代に突入して以来、ウェブやモバイルに代表されるデジタルメディアは、ICTデバイス、様々なモバイル通信機器の普及により、我々の生活のあらゆる面に浸透している。デジタルメディアの技術性は情報環境にもたらす最大の変容は、旧来の情報の送り手と受け手が固定され送り手から受け手への一方的な情報の流れに対し、送り手と受け手が流動化し、誰もが自由に情報を発信できるようになっているという点である。
 ソーシャルメディアがデジタル時代の最も代表的なメディアとして注目されるべきである。本授業はソーシャルメディアが、誰もがグロバールな空間の不特定多数に対して情報発信できるという技術の特徴に注目するだけではなく、ソーシャルメディアと世論形成、公共性及び公共圏の構築、ソーシャル・キャピタル(社会的つながり)、デマ、流言の拡散及びネット炎上問題など様々な視点からソーシャルメディアとの関わりについて理解していきたい。

略歴・主要業績

筑波大学大学院人文社会科学研究科修士課程及び博士後期課程修了。著書に『中国共産党とメディアの権力関係 : 改革開放期におけるメディアの批判報道の展開』(明石書店、2018年)、共著に『中国市民社会・利益団体:比較の中の中国』(木鐸社、2014年)、『大震災•原発危機下の国際関係』(東洋経済新報社、2015年)、学術論文に「マスメディアの「世論監督」機能に関する中国共産党の認識」(『筑波法政』、2013年)、「中国メディアによる「批判報道」:『南方週末』の事例」(『アジア研究』、2015年)、「中国における「突発的事件」をめぐる「批判報道」の展開 : 『南方都市報』の炭鉱事故報道を事例に」(『中国研究月報』、2017年)など。

北海道大学研究者総覧 個人ページ

所属学会

アジア政経学会、日本マスコミュニケーション学会、日本現代中国学会

電子メール

WangBing@imc.hokudai.ac.jp

研究領域

メディア政治社会学、市民社会とソーシャルメディア、世論研究