青山 和佳 / AOYAMA Waka

- 職 名:
- 准教授
- 担当講座:
- 多元文化論
担当授業
多文化共生社会論 国際多元文化教育基礎講義.
フィリピン、ダバオ市の社会政治誌
授業内容
近代化(国民国家建設)の過程で「開拓の最前線」とされた地域としてフィリピン南部ミンダナオ島のダバオ市を取り上げ、そこに暮らす人びと(移民、先住民、文化的少数者等)が政治的・経済的困難に対してどのように対抗する仕組を創り出してきたのか民族誌の手法により研究しています。主に、4つの軸、(1)特定人物とその家族、関係者のライフヒストリー調査、(2)その「コミュニティ」の歴史的変化についての史料・資料調査、(3)その「コミュニティ」を取り巻くマクロの歴史的変化についての史料・資料調査、及び(4)調査対象者と調査者自身との関係の変化を含んだ調査の展開、について追究しています。
経 歴
2002年 東京大学大学院経済学研究科修了。博士(経済学)。2002-2004年東京大学助手、2004-2007年和洋女子大学助教授、2007-2009年日本大学准教授を経て、2009年10月より現職。
下村恭民・小林誉明編著(2009)『貧困問題とは何であるか-「開発学」への新しい道』(第5章「他者の生き方を書く:貧困研究と人類学」を担当)、青山和佳(2008)「開発援助を眺める:経済学から人類学的実践への旅」『国際開発研究』第17巻第2号。佐藤仁編(2008)『資源を見る眼-現場からの分配論』東信堂(第3章「貧しきマイノリティの発見:アイデンティティを資源化する」を受田宏之氏と共著)、青山和佳(2006)『貧困の民族誌-フィリピン・ダバオ市のサマの生活』東京大学出版会(第23回大平正芳記念賞、2007年国際開発学会優秀賞)。
電子メール
waka@imc.hokudai.ac.jp
研究領域
文化人類学・地域研究(東南アジア、フィリピン)