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- 職名:
- 教授
担当授業
メディア社会論演習
公共性とコミュニケーション
メディアリテラシー
授業内容
メディアは政治、社会とどのように関わりうるか
メディアは「表現の自由」をはじめとする諸権利を支えにしてその社会的な役割を果たしています。このような権利に関する法律(いわゆる言論法)は、制限される危険に曝されながら長い時間をかけて制度化されてきました。授業では、講義と文献講読を組み合わせて、「表現の自由」をはじめとする諸権利が近代の民主主義国家で憲法によって保障される権利として確立される過程だけでなく、これらの権利が保障されることで成立しうる「公共圏」においてメディアや市民が果たしうる役割について考察を進めます。法および政治の枠組みとメディアの関係から、社会について考える力を身につけていきましょう。
略歴・主要業績
2014年東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程終了、博士(学術)。2015年より現職。主要な研究論文として、「民主政のパラドクスとカントの共和制概念」(『社会思想史研究』第39号、2015)、「カント政治思想における『知恵』の概念――公的意志の形成をめぐって」(『政治思想研究』第16号、2016)がある。
電子メール
takuya.saito@imc.hokudai.ac.jp