開催日時:2021年3月10日(水) 16時30分~第9回「日韓連帯フォーラム」(オンライン開催)

開催日時:2021年3月10日(水) 16時30分~

場所:オンライン会議システム「zoom」による開催

「日韓連帯フォーラム」第9回は、地域史の「掘り起こし」が戦後補償運動に結びついていく様相について、北海道教育大学准教授の本庄十喜さんにご講演いただきます。
(オンライン開催となります。参加方法は以下をご覧ください)

講師:本庄十喜さん(ほんじょう・とき、北海道教育大学札幌校准教授)
講演「地域史の「掘り起こし」から戦後補償運動へ―名古屋の事例から―」
日時:2021年3月10日(水)16:30-18:00 <オンライン会議システム「zoom」で開催>


●講師プロフィール
東京都生まれ。青山学院大学法学部卒、明治大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(史学)。
専攻は日本現代史、戦後補償運動史、平和教育。
【主要業績】
内海愛子他著『日韓の歴史問題をどう読み解くか』(新日本出版社、2020年)
杉並歴史を語り合う会・歴史科学協議会編『隣国の肖像-日朝相互認識の歴史』(大月書店、2016年)
歴史教育者協議会編『すっきりわかる!歴史認識の争点Q&A』(大月書店、2014年)
本庄十喜「「日本社会の戦後補償運動」と「加害者認識」の形成過程―広島における朝鮮人被爆者の「掘り起し」活動を中心に―」『歴史評論』761号(2013年9月)など。
●講演内容
1970年代に始まる地域における空襲記録運動や、そこから広がる戦争の「掘り起こし運動」は、かつて軍需工場が多く存在した「軍都」名古屋でも行われていた。報告者は2009年に「愛知民主会館」を調査で訪れた際、愛知県平和委員会理事長で「名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟を支援する会」の代表でもある高橋信と出会う機会に恵まれた。その際、名古屋・三菱重工での朝鮮女子勤労挺身隊の徴用と幼い彼女たちの被災・戦災という事実、そして「支援する会」の存在を知る。それ以降、毎週金曜日に品川駅と三菱重工本社前で行われている抗議行動に度々参加し、会のメンバーと行動を共にする中で、運動の経緯など多様な話を伺うことができた。
報告者の研究目的は、戦後補償を求める運動の歴史を探ることにあるが、本報告では名古屋を事例に、地域史の「掘り起こし」がやがて戦後補償運動につながる過程の一端を紹介したい。

●参加方法
*参加ご希望の方はメールでお問い合わせください。当日zoomに接続するためのURL等をお知らせします。
*ネットでのご参加が難しい方は北海道大学での視聴も可能です。事前にお問い合わせください。
連絡先:
北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院
東アジアメディア研究センター
下郷沙季
電話:011-706-5143

mail:shimogo200@gmail.com