言語習得論分野母語・第二言語の獲得・習得の解明と実践的教育・学習方法の研究開発

分野概要

本講座では、言語習得の理論的研究、実践的教育・学習への応用、情報処理技術を利用した学習支援システムの開発を行っている。まず、言語習得の理論的研究では、第一言語(母語)獲得と日本語を含む第二言語習得を認知科学、情報科学およびメディア論などさまざまな観点から研究する。生成文法、音声学・音韻論、音響学、コーパス言語学などの手法を用いて、比較統語論、指示語の習得、ポライトネス理論によるヘッジ表現の比較など多様なテーマで研究が進められている。次に実践的言語教育・学習への応用では、言語習得の理論的な研究に基づいて、効果的な言語学習プログラムと実践的な教育方法の研究・開発を行っている。動機づけや学習スタイルなどの個人差を考慮に入れた言語教育についての研究を行うことができる。さらに、情報処理技術を用いた学習システムの開発として、ネットワークで利用可能な言語学習支援ツールなどの研究・開発も行う。コンピュータを使った学習システムの開発、チャットを利用した協調・協同型言語学習などの実践的研究が行われている。

分野の教育目標

母語・第二言語の獲得・習得に関する専門的知見と研究方法を身につけた研究者、及び第二言語教育の実践者を育成し、言語学、応用言語学、第二言語教育の分野に貢献する。

分野活動紹介

言語系3講座では、1学期に言語合宿、2学期に春のコロッキアムを開催しています。 言語合宿では、1泊2日で札幌郊外、あるいは近郊の宿泊施設で研究の進捗状況を発表し、質疑応答、グループ討議を行ってフィードバックを得て、研究を進める上で役立てる活動を行っています。発表風景は以下の通りです。

春のコロッキアムは、主に修士1年生が主体となって、外部講師による講演、院生の発表、グループ討議など、年度により異なる企画を行って運営する経験をしています。場所は、北海道大学遠友学舎を使用しています。

担当教員

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