国際地域文化論分野旅する文化/文化を旅する──
「移動」×「出会い」のコミュニケーション研究へ。

分野概要

私たちの国際地域文化論講座の特徴として真っ先にあげたいのは、この講座が観光創造専攻というツーリズムの教育・研究組織の柱の一つであり、この講座での教育・研究はツーリズム研究と密接な関係をもっている点にあります。 冷戦終結後の経済のグローバル化をきっかけに、国や地域を分け隔てていた壁が低くなり、経済のみならず政治や文化の交流が、人類史上類をみないほど大きなスケールで進んでいます。このような世界の流動化の進展を踏まえると、地域の文化、あるいはその文化が育む人間関係についての研究は、地域を越えた人と人との交流のプロセスの中で考察する必要があります。流動化する社会における地域文化とその変容の問題を、「移動」と「出会い」の研究であるツーリズムの観点から考えるのが、私たちの講座の教育と研究の目標です。 もう少し具体的に私たちの講座の教育・研究をいくつかのキーワードで紹介しましょう。 ・遊び、賑わい、イメージ、エモーション、セルフ・プレゼンテーション ・風景、時間、場所(トポス)、語り、メディア ・出会い、他者、アフォーダンス、まなざし、往還、

分野の教育目標

この講座の教育・研究の目標は二つあります。一つは、同じ時代の地域間の文化を比較することで、相互交流を通じての文化や社会の変容を考えるという共時的な比較文化研究。もう一つは、特に近代以降の時代の変化に照らして、それぞれの地域の文化や社会がどのように変わっていきたかを考察する通時的な研究です。ツーリズム研究にとって不可欠な、文化研究やコミュニケーション研究の重要なコンセプトを学びます。

分野活動紹介

担当教員

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