開催日時:2025年10月28日(火) 9時00分~展示会「漫画で知るミャンマー 軍事独裁に抵抗する方法」開催のお知らせ

開催日時:2025年10月28日(火) 9時00分~

場所:札幌市資料館ミニギャラリー6

期間:2025年10月28日(火)〜11月3日(月)9時〜19時
場所:札幌市資料館ミニギャラリー6
入場料:無料

2021年2月1日に勃発したミャンマーの軍事クーデターとこれに対抗する人々の姿を描いた漫画『緬甸,最後一搏』が2023年に台湾で出版されました。作画は香港出身で、幼少期を日本で過ごし、現在台湾を拠点に活躍する柳廣成さんです。当センターが柳さんを招聘し、北海道大学で講演会「越境する漫画家 柳廣成講演会 越境性から地域を繋ぎ直す創作プロセス」を行ったことをきっかけとして、2024年10月にはその日本語版が『2月1日早朝、ミャンマー最後の戦争が始まった。』として出版されました。
本イベントでは、柳さんの描いた本書の重要なページを解説付きで展示し、最終日には柳さん本人による講演会を実施します。また、「自由と平和な表現活動を支援する団体 WART」は、日本とミャンマーに共通する文化〈風刺画〉の作品を現地の子どもたちや日本の漫画家から集めて発表する活動を行っており、本イベントはこちらの作品もあわせて展示します。

柳廣成さん講演会「目の前にいない誰かの痛みを想像するために」
日時:2025年11月2日(日)14時〜16時
場所:札幌市資料館研修室
参加費:無料

柳廣成(ラウ・クォンシン):
香港生まれ。幼少期を京都で過ごす。9歳で家族とともに中国に渡るも、1年足らずで香港に戻る。香港中文大学で芸術を専攻し、2019年に民主化運動が激化するとデモに参加し、警察に立ち向かう市民を描いたが、2020年に反体制的な言動を取り締まる香港国家安全維持法の成立を受け、台湾へ移住した。主な漫画作品に、香港の民主化運動を描いた『被消失的香港』、1970年代の台湾民主化運動における女性差別を描いた小説をコミカライズした『北港香爐人人插』がある。