以下の通り映画上映&トークイベントを開催いたします。
【映画のあらすじ】
在日コリアンとして日本の永住資格を持ちながら、韓国に暮らして8年。
私の住む韓国の家の庭には、今日も「紫蘇」が育っている。
紫蘇の葉は、見た目こそ韓国のエゴマの葉に似ているが、エゴマには無い独特の香りを放つ。その存在は、韓国名と国籍を持ちながらも韓国社会で疎外感を抱える私自身と重なってみえる。
いつかは日本に戻るのだろうと考えていた。だが、在日一世である祖母の死に直面したとき、「在日の故郷」とはどこなのかという問いが心に突き刺さった。祖母は韓国に生まれ、日本で人生の大半を過ごし、そして死後、日本に葬られた。祖母が最後に帰った「故郷」とは、いったいどこであったのか。
韓国と日本、どちらにおいても「よそ者」として生きる私たちは、果たしてどこへ帰るのか。その問いに導かれ、私は母と共に、長らく背を向けてきた過去に向き合うことになるのである。
【監督プロフィール】
金里香(キンリカ)
1991年東京生まれの在日コリアン3世。
日本の学校で学び、大学から朝鮮語を習得。
2015年に韓国の大学院へ留学し、ソウルに移住して人類学修士号を取得。
2017年から2021年まで韓国のテレビ局YTNでドキュメンタリー制作に携わり、映画制作へ関心を広げる。
主催:北海道大学メディア・ツーリズム研究センター
共催:北海道大学観光学高等研究センター
日時:2025年11月 14日(金) 18:30
場所:北海道大学 高等教育推進機構 SKY HALL(大講堂)
形式:参加無料(申し込み不要)
■プログラム
18:30-18:35 開会挨拶
18:35-19:50 上映会
19:50-20:30 トークセッション
20:30 閉会挨拶
登壇者 金 里香(映画監督)
芳賀 恵(北海道大学)
ファシリテーター
金 知ソク (北海道大学)
皆様のご参加をお待ちしております。
よろしくお願いいたします。
ポスターをダウンロードできます→こちら
イベント情報

