世界で学ぶ・使う-語学研修から留学まで-
中国語短期留学
「中国語を学ぼう、江南の春を満喫しながら!」という呼びかけに応じて、毎年3月、20人前後の学生が中国杭州の浙江大学に行く。この短期留学に参加すれば、風光明媚な西湖のほとりのキャンパスで、中国の伝統文化の精髄に触れながら、また今日の発展の鼓動を肌で感じながら、3週間で生きた中国語を習得できる。一緒に行った仲間が友情で結ばれるのは勿論のこと、中国人の友達もできる。そして、参加した学生の何人かに一人は、数年後に長期留学生として再び中国に向かう。皆さんも参加してみませんか?
ニュージーランド、オークランド大学スプリングプログラム参加 宮本菜美(教育学部)
私は自分の進路には英語が欠かせない存在になるため、英語圏に留学したいと思っていました。その第一段階として一年生の間に、自分の英語力を実感するためこのスプリングプログラムに参加しました。自分はここに英語を勉強しにきたのだから恥ずかしがっている場合ではないと思い、私はホストファミリーとできるだけ話そうと務めました。ホストファーザーもマザーも私の言いたいことを一生懸命に推察してくれて、単語でヒントを出して助けてくれました。すべて英語で行われる学校の授業を受けたり、友達やホストファミリーと話したりしたことで自分の英語力の低さに気づけたことは私にとって、とても大きな意味を持ちました。
語学研修留学生のコメント
フィンランド、オウル大学

塚野 芳美(文学部)
「フィンランドは英語ですか?」と訊かれたときには、必ずこう即答している。「いえ、フィンランド語です。」グローバル化と叫ばれ、英語で手に入る情報量が増えた。それでも世界にはたくさんの言語があり、英語が通じない世界だってまだまだある。世界はそんなに単純じゃない。北大の外国語教育センターには様々は外国語が集まり、講義一覧を眺めているだけで楽しい。チェコ語、スペイン語、広東語、などなど。もちろんフィンランド語もお忘れなく。
ドイツ、ミュンヘン大学

芳住 啓輔(工学部)
留学の準備として、わたしは必修のドイツ語授業とドイツ語演習講座にて学びました。必修では日本人教師の下で基礎から学び、演習ではネイティブから会話表現など実践的な内容を教わりました。これらを利用することでコミュニケーションが円滑に行えたので現地でのドイツ語習得がスムーズに進みました。
中国、浙江大学

八木 健治(教育学部)
私は北大に入学する以前に中国語を第二外国語として選択し、実際に1年生から2年生の前期まで約1年半の期間で中国語を学びました。その後、中国の杭州(上海に隣接する大都市)へ交換留学生として1年間語学留学を致しました。現在振り返ってみると、この外国語履修による中国語との接触が、その後の留学への関心や、実際に中国語を話せるようになった能力向上への大きな契機であったと思います。授業で、また留学中にもお世話になった先生には大変感謝いたしております。
米国、ポートランド大学

小笠原 久宜(経済研究科)
ライティングの授業では、英語でのレポートの書き方などを留学前に勉強でき、アメリカでスムーズに課題をこなすための一助となりました。
また、ネイティブの先生が沢山いらっしゃるので、練習のスピーキングを積極的に受講することで、日本にいながらもネイティブとの英会話に慣れることができたと思います。
語学学習に斬新さとさらなる堅実さを
国境を越えた外国語授業
西堀ゆり教授(情報基盤センター)による日米間、多国間(日本、中国、韓国、タイ)同時中継による協調学習支援システムによる異文化コミュニケーション授業の実験も行われています。
多読演習
言葉の学習にもある種の「臨界点」があります。そのためには絶対的な学習量は欠かせません。英語学習でこれを実感・実践していただくのが多読演習です。