スペイン語とは?

多くの人が話す言語

 スペイン語は、スペインだけではなく、中南米を中心とした20か国以上の国の公用語となっています。今日、スペイン語を母語とする人口は、世界で5億人に近いと言われています。これに、ごく初歩的なレベルも含めて、スペイン語でコミュニケーションを取れる人の数を加えると、その数は6億人近くなると言われています。

グローバルで多様なスペイン語

 スペイン語圏は、今日のようなグローバル化が進む前からもうすでに多文化的な文化圏でした。例えば、私たちが「スペイン語」として学ぶ言葉は、「カスティーリャ語」という名前も持っています。この名前は、現在のスペイン中央部から北部に存在した「カスティーリャ王国」から来ています。この「スペイン語」あるいは「カスティーリャ語」は、スペインの国としての公用語です。しかし、スペインは大昔から多言語・多文化な地域です。現在でも、バルセロナのあるカタルーニャ州、バスク州、バレンシア州やガリシア州では、カスティーリャ語とは異なる言語が、その州の公用語として定められています。また、公用語になっていない言語も数多く存在しています。

 スペイン以外のスペイン語圏でも、公用語はスペイン語だけではありません。例えば、アイマラ語やケチュア語は、スペイン語と同じように、ボリビアとペルーの公用語一つです。

スペイン語を学んでみよう!

 日本語母語話者がスペイン語を学ぶ場合、実は、発音はそれほど難しくありません。というのも、日本語とスペイン語の母音は、- a - e - i - o - u -「あ・え・い・お・う」と、共通しているからです。(もちろん、厳密な違いはありますが、それは授業で少しずつ学んでいきますので、安心してください。)

 また、スペイン語は「ローマ字読み」をすると何となく読めてしまうとよく言われています。例えば、スペイン語で「おはようございます」は、Buenos díasと書きます。これは、「ブエノス ディアス」と読みます。

北大 全学教育・スペイン語の授業について

北大の1年生が学ぶ第二外国語としてのスペイン語、「初習スペイン語」の授業について、簡単に紹介します。

1.必修スペイン語

 初習外国語でスペイン語を選択した人は、必修の「スペイン語Ⅰ」(前期)と「スペイン語Ⅱ」(後期)を履修することになります。この科目は、「文法」と「会話・実践」の週2コマの授業から成ります。文法の授業では、教師による解説と練習問題によって、言語習得の基礎となる文法事項をしっかりと固めます。会話・実践の授業は、文法の授業で学習した内容を実践するチャンスです。文法だけではなく、自然な発音や表現を積極的に吸収してください。グループワークやペアワークを通して、実践的なコミュニケーションの練習も行いますので、クラスメートと協力して取り組んでみてください。

2.スペイン語演習

 必修の授業に加えて、より実践的な会話力を身につけたい人、あるいはスペイン語圏の文化や社会、芸術といった特定のテーマに関連してスペイン語を学びたい人向けに「スペイン語演習」が用意されています。「スペイン語演習」の授業は、必修のスペイン語の授業と比べて、比較的少人数でおこなわれます。また、必修の「スペイン語Ⅰ・Ⅱ」を履修した後だけでなく、これらの授業と並行して、1年生のうちに履修できます。ぜひ、入学後にシラバスを読んで受けたい授業を探してみてください。

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