2011年8月31日国際シンポジウム「東アジアとメディアの新たな可能性-東日本大震災をめぐって」のお知らせ

未曾有の被害をもたらした東日本大震災は、メディアを通じて瞬時に全世界に伝えられ、その情報は日本に限らず隣国の韓国・中国にも多大な影響を与えています。東日本大震災は、日本のメディアによってどのように世界に伝えられたのか、そして、韓国・中国ではどう報道されたのでしょうか。

東アジアメディア研究センターでは、日本、韓国、中国の放送関係者が集い、国を超えた意見交換と相互理解を行う第11回日韓中テレビ制作者フォーラムと連携し、国際シンポジウム「東アジアとメディアの新たな可能性-東日本大震災をめぐって」を開催しました。

シンポジウム第1部では、元NHK副会長で立命館大学客員教授の今井義典氏に、「東アジアメディアネットワークへの予感」と題して基調講演をいただきました。その後、講演を受けて「大震災とメディア、東アジアの課題と展望」と題して、韓国メディアを研究する韓国外国語大学教授の金春植氏、中国・中央電視台(CCTV)で番組制作を行うディレクターの曽軍輝氏、それに当センターの北見幸一准教授を交えて、パネルディスカションを行い、東アジアにおける相互理解とメディアの新たな可能性について議論しました。
 
また、シンポジウム第2部では、北大大学院国際広報メディア・観光学院の院生・留学生により東日本大震災および文化受容に関連する研究報告が行われました。


日時: 2011年9月25日(日) 13:30~17:30  13:00開場

場所: 北海道大学 学術交流会館 大講堂

参加費: 無料 *事前申し込みは必要ありません。
      (ただし、会場の席に限りがありますので満席の場合はご了承ください)

言語: 日本語・韓国語・中国語(第1部・同時通訳あり/第2部は日本語のみ)


◆第1部 13:30~16:00 *同時通訳(日韓中3カ国)あり
 
 ○基調講演: 「東アジアメディアネットワークへの予感」
          今井義典(立命館大学客員教授、元NHK副会長)
       

 ○パネルディスカッション:「大震災とメディア、東アジアの課題と展望」

  パネリスト
     今井義典(立命館大学客員教授、元NHK副会長)

     金春植(韓国外国語大教授)

     曽軍輝(中国・中央電視台(CCTV) ディレクター)

     北見幸一(北海道大学東アジアメディア研究センター・准教授)

  司会・コーディネーター 
     渡邉浩平(北海道大学東アジアメディア研究センター・教授)


◆第2部 16:15~17:30  *日本語のみ

 学生研究報告

「福島原発事故に係るツイッターの情報源信頼性について」
「日中の震災報道-東日本大震災を巡る災害報道と国際報道の観点から-」
「東日本大震災後-北海道内の宿泊業の対応についての考察-」
「中韓における日本ホームアニメの受容-「ちびまる子ちゃん」を巡って-」


◆本シンポジウムは、北海道大学サステナビリティウィーク2011の行事です。
http://www.sustain.hokudai.ac.jp/sw/jp/events/2011/medelia


問い合わせ先:
北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院附属
東アジアメディア研究センター (https://www.imc.hokudai.ac.jp/mt7/ceams)
e-mail: ceamsinfo@imc.hokudai.ac.jp