(学年は2019年1月時点)

(旧)国際広報メディア専攻

「奨学金を活かす」
周浩森

私は大学院にて二つの奨学金を申請することができ、誠に感謝しております。奨学金のみならず、アルバイトなどを通じて生計を立てており、留学生であっても海外で自立できることを証明できたと思います。
日本において、教育に関する奨学金制度は多くあり、受理される可能性も高いです。北海道大学は知名度を始め、総合的な評価が高いこともあり奨学金制度も大変充実しています。また、北海道大学では様々な奨学金を得ることができるプログラムも行っています。例えば、国際インターンシップや就職促進プログラムの参加者に与えられる奨学金などがあり、自分の能力を試すチャンスにもなります。北海道大学は前述のように沢山の奨学金制度を提供している素晴らしい学校です。みなさんも北大で、楽しい生活を送りましょう。

(修士課程1年 周 浩森)

「札幌での生活」
頼斉艶

北海道大学での勉強と生活は非常に快適です。まず、キャンパスは札幌駅の近くにあります。JRや地下鉄に近く、どこへ行っても便利です。また、家賃が安いので、大学の周りに住むことができます。徒歩で通学できるので、時間と交通代がかなり節約されます。そして、百貨店や商店街、観光地に近く、買い物が便利で、アルバイトのチャンスも多くあります。このため、勉強とアルバイトを両立することが容易になります。
また、北海道は自然に恵まれた土地で、四季それぞれが非常に綺麗です。知床のような世界自然遺産もあるし、流氷のような珍しい風景も見られます。旅行に行ったりすると、色々な体験ができます。そして、北海道大学のキャンパスも美しく、観光地としても非常に有名です。
北海道には豊かな農産物と乳製品があります。また、お菓子が美味しい。食べ物で、特に人気なのはスープカレーとジンギスカンです。北海道ならではの味わいで、一番オススメです。

(修士課程1年 頼 斉艶)

「シンガポールから見た北海道の魅力」
オン・イーシュエン

四季がないシンガポールから来た私にとって、北海道の最大の魅力は、四季の移り変わりです。一年間を過ごしてみて、自分の生活と成長は北海道の景色と同じように変化してきています。北海道の四季は、ピンク色の春、緑の夏、金色の秋と白色の冬だけではなく、一年の中に数回の祭りがあって、北海道の生活をより豊かにしています。
赤道直下のシンガポールと比べて、北海道の気候は大変涼しいです。特に夏は、日本全国の平均よりも涼しく、蒸し暑くないといわれます。
北海道の人口はシンガポールと同じですが、札幌市内でも東京のような混雑ではありません。北海道大学は、札幌駅の近くにあり、札幌市の中心部である大通公園とススキノへは、自転車でも、歩いてもアクセスが可能です。一方、学校に近い北区と西区は、静かで住みやすいところで、快適で充実した学生生活を過ごせます。皆さんも、是非、北海道で人生を変える充実した留学生活を経験してください。

(修士課程1年 オン・イーシュエン)

「札幌での学生生活」
劉倩文

北海道大学は広大なキャンパスを持って、豊かな自然にも囲まれています。秋になると、構内の鮮やかに染まったイチョウ並木は北海道でも誇る絶景です。キャンパスで散歩しながらゆったりと自然を満喫できます。研究にも勉強にもすごく居心地の良いところです。それ以外、北海道大学の周りに学生向けのマンションがいっぱい立っています。東京に比べて家賃がかなり安いだけではなく、学校に近くて徒歩でも通学できます。そして、北海道大学の周りの交通もすごく便利です。札幌駅まで歩いて行けるので、買い物とかJRなど乗るのがすごく便利です。最後に、ここでは毎日美味しい道産食品をいっぱい食べられますよ。新鮮な野菜とか、美味しい牛乳と米は家近くのスーパーでも簡単に買えます。毎日美味しいものを食べると、元気とやる気が出てきますよね!

(修士課程1年 劉 倩文)

「学院で学ぶこと」
周靖雯

国際広報メディア・観光学院(IMCTS)の一員として勉強すると、メディアの視点を通して、社会問題に関する幅広い視野を身につけることができます。
IMCTSには研究生制度があります。修士課程に入る準備期間に、先生の指導を受けながら勉強や研究を行うことできます。IMCTSは関連する範囲が幅広く、広報・ジャーナリズム・公共伝達・メディア文化・言語・観光の多様な分野があります。留学の最初の半年の間、研究生制度を通じて、日本の生活に次第に慣れ、研究分野・専攻について考え、自らの研究計画を深めることができました。
また、IMCTSの先生だけではなく、学生たちの経歴や専門分野がさまざまで、世界中の多様な知識やものの見方に触れることができます。私は、修士に進学して、広報を中心に学んでいますが、公共伝達、メディア文化などの知識も吸収しつつ、自分の研究を推進しています。私はIMCTSの自主自立の学びの精神と多様性を受け入れる気風が大好きです。IMCTSで、いろいろなことを身につけ、貴重な学びや素晴らしい人生経験を得られることを、心から感謝しています。

(修士課程1年 周 靖雯)

「北大を選んだ理由」
グヴァイズディカイテー・ロベルタ

札幌、そして北海道大学を2年間の住みの場所として選んだ最も大きな理由は、札幌の魅力的な風景や落ち着いた雰囲気でした。東京、大阪や他の大都市に比べると、札幌は最も住みやすく、特に学生たちにとってフレンドリーで、オープンな街だと思います。そして、北大の歩行圏に住めることや安い住居費用は学生にとって最も望ましい条件であり、札幌は楽な学生生活の最もよいロケーションです。日本一広大な北大のキャンパスで眺められる四季の変化の美しさという自然の恵まれからはじめ、一年中様々な文化イベントが豊かな札幌はアクティブな生活を送るためにパーフェクトです。綺麗な自然に恵まれているリトアニア出身の私にとって、自然と触れ合える環境が大事なので、札幌に住めることはとても幸いに思っています。また、札幌は北海道の他の街への出発点になっており、涼しい夏や雪の綺麗な景色を楽しめるために素敵な場所となっています。

(修士課程1年 グヴァイズディカイテー・ロベルタ)

「就職活動と学院」
荒井麻記子

私の就職活動では、志望動機や自分の経験の他に「現代社会をどのような視点で見つめているか」を問われる場面が多かったです。学部生と大学院生の就職活動における大きな違いは、自分の学び・研究を机上の空論にとどめるのではなく、どのように社会に役立てようとするかが求められる点です。私は、就職活動をする中で、急激に変化する社会への対応力や知識を応用する力、あらゆる事象への課題発見力を身につけることが大切だと思いました。本学院には新聞社・民間企業・シンクタンクとの連携講義が充実しています。私は講義を履修したことで、学術的な知識と現代社会の問題を結びつけて考える力がつきました。多くの外国人留学生と共に学ぶことができる学生生活も、グローバル社会で活躍するための準備ができました。知識だけではなく実務経験も豊富な先生や国際色豊かな環境、充実した授業のおかげで楽しく就職活動をすることができました。

(修士課程2年 荒井 麻記子)

「多様性に満ちた環境」
杉山奈津美

私は修士2年次にTLLPに参加し、メルボルンを訪れました。北大生とメル大生のスタディセッションにおいては、研究について発表をしたり、日本研究をする各国の研究者がスピーカーとなる国際会議を聴講したりするなど、現地では様々な機会を得ました。普段接点のない博士課程の先輩の研究内容や、先生方の国際会議における発表も聞くことができ、新たな研究の世界を垣間見ることができました。同時に、これから修士論文の大詰めを迎える自分を鼓舞する有意義な経験となりました。
また本学院は、多様性に満ちた環境にあります。それは国籍の違いだけにとどまらず、例えば、就業・海外・研究等における豊富な経験、いろいろな考えや思いをもつ学生・先生たちがいます。各々のカラーをもつ人たちとの交流が楽しく、そしてパワーをもらいながら、多くを学ぶ毎日を送っています。

(修士課程2年 杉山 奈津美)

「研究室と楽しい仲間」
董雨佳
(中央右)

メディアに関する専攻では、北大の国際広報メディアは常に日本国内のトップだと評価されています。ただし、実際に進学を考えるなら、改めて多種多様な情報を集めることも大事だと思います。私にとって学院とは、勉強や研究を進めるところだけでなく、楽しむ場でもあり、家庭なところでもあります。この学院では、学生には、研究室に机が用意され、その空間は自由に使えます。このような環境は、文系大学院の中には、あまりないと思います。給湯室にはテレビ、冷蔵庫、ソファーなどがあり、家庭的な環境になっています。自分の手で研究室を飾ったり、テーブルの上に自分の本や水筒などを置いたりしています。学院はただ毎日通う場所だけではなく、自宅のようなリラックスした環境となっています。学生たちのお互いのコミュニケ―ションも活発で、研究室はいつも活気にあふれています。また、学生同士でイベントや旅行をすることもよくあり、大変楽しい仲間になっています。

(修士課程1年 董 雨佳)

「国際経験を広げる」
ソムシァオ・ナッタヤー
(左)

本学院では、多国籍で、多様な背景を持つ学生が集まっていて、国際的な環境で研究活動を行なっています。私は、毎年行われるTandem Language Learning Project (TLLP)という国際プログラムに参加する機会がありました。このプログラムでは、メルボルン大学の学生さんと研究についてさまざまな意見交換を行い、新しい観点からの刺激を受けることができました。このように、日本のみならず海外における研究ネットワークを広げ、言語力を身につけ、国際的な舞台で研究発表することができます。私は、研究活動以外にも、日タイ通訳としてジェトロ北海道とタイ政府機関との座談会で仕事をしたり、タイ人向けに北海道の観光情報を発信することを行っています。また、札幌観光大使として、外国人留学生と一緒に、札幌の魅力を発信する活動にも参加しました。このような経験は本学院に在籍し、北海道にいるからこそできることだと考えます。ここでの学生生活で、国際経験をさらに広げることができています。

(修士課程2年 ソムシァオ・ナッタヤー)

(旧)観光創造専攻

「インドネシアから見た北海道の魅力」
トゥティ・アラウィヤー

日本でも一番北にある北海道は冬が長く、11月から3月にかけて綺麗で真っ白な景色が続きます。雪が降らない東南アジア、特にインドネシアからの観光客がこの時期に多く北海道に来るのは、この雪が目的です。私が行った調査でも、「北海道」という言葉を聞いてまずインドネシア人が頭に思い浮かべるのは「雪」だということが分かりました。素敵なロマンチック映画によく出てくる真冬の風景を想像しながら、雪の美しさと寒さを実際に体験しに来るのです。 冬に雪で染まった真っ白な景観も美しいですが、その他の季節もやはり魅力的です。春の新緑、初夏になり少し暖かさを感じる頃には、ラベンダーなどが美しく咲き誇ります。秋には色とりどりの葉が山々に色を付けます。豊かな自然に恵まれた北海道は、四季によって色が変わります。これこそ一番の魅力だと感じています。観光のデスティネーションとしてはもちろん、住む場所としても非常に快適で美しい北海道。ここで学べることを日々、魅力的に感じています。

(修士課程1年 トゥティ・アラウィヤー)

「フィールドで北海道の観光を学ぶ」
ミア・ティッロネン

自分の研究活動でも実感していますが、観光は現場で起きるものです。そのため、いくら本や論文を読んでいても、実際にフィールドに行ったら、想像していたのとは違うことや新しい発見が多くあります。京都で修士論文のためにインタビュー調査を行った際、どのように研究対象の観光客に話しかければいいのか、人々の体験に邪魔にならないようにどのように参与観察をすればいいのか、といったことでよく悩んでいましたが、このようなフィールド調査の方法も、現場でしか学ぶことができないと思います。 国際広報メディア・観光学院の特徴は、ただ教室で講義が行われるだけではなく、実際に現場に出て、観光に関わっている人と交流するプログラムが多いところです。様々な人の体験談を聞いたり、実際に企業や観光地を訪問したりすることで、観光をより多面的に捉えられます。 授業に参加して個人的に最も印象に残ったのは、現場のみなさんが学生の意見やアイデアを大事にしてくださることです。講義で中標津のランチウェイを歩いた際、私のコメントが新聞にまで掲載されことに、びっくりしました。また、授業で学生が行った提案が実現する可能性があることで、課題に挑戦するモチベーションも高くなります。例えば同期の学生の提案に基づいて、実際にモニターツアーが開催されたこともあります。 本学院のようなダイナミックな環境で観光について学ぶことができる場所は他にないと思います。今後の北海道の観光を考える上では、学問と実務のつながりが非常に大事になってくると思っていますし、お互いの世界から学ぶことも多いと考えています。

(修士課程2年 ミア・ティッロネン)

「学院と国際協力業界」
平柳恵太

私は春から「開発コンサルタント」として、発展途上国の都市・地域開発に携わっていく予定です。大学院進学前までは、国内の地域活性化と海外での地域開発の両方に関心がありましたが、本学院でのフィールドワークと在学中の途上国のNGOでのインターンを通じて、国際協力の現場で地域づくりに携わりたいと考えるようになりました。そのため、JICAや開発コンサルティング企業を中心に就職活動を進めました。その際、本学院の先生方がJICAのプロジェクトに関わっていたこともあり、国際協力業界のお知り合いの方々を紹介していただけたことで、現場の職員・社員の生の声を聞かせていただける機会に恵まれました。このように現場を経験した方々の生の声を聞いたこと、そして、本学院でのフィールドワークやインターンで現地に入り込んで活動した経験という2つの点は、就職活動において評価していただけたように感じました。修士論文研究と就職活動を同時に進行するのは大変ですが、入学時から目標を立てて着実に進めていくことが大切です。

(修士課程2年 平柳 恵太)

「博士課程の学びと研究者としてのキャリア形成」
平井健文

本学院の特徴の1つに、教員と院生の距離の近さがあります。指導教員の先生以外の先生方とも、ゼミ、プロジェクト演習などの機会を通して密接な関係性を築くことができます。こうした繋がりを通して、より広範な視座から研究に対する助言を受けられるだけでなく、学会やシンポジウムなどでの発表の機会を得られたりもします。日本学術振興会の特別研究員の申請する過程でも、専門を異にする多くの先生からのご助言を頂きました。 本学院のもう1つの特徴に、国内外での研究発表に対する支援が充実していることがあります。私も、第二言語のタンデム学習プログラムであるTLLPや、若手研究者育成経費による旅費の補助などを活用して、国際学会・シンポジウムで何度も発表の機会を得ました。こうした一連の研究の蓄積は、博士論文を執筆する上で大きな意味を持ちました。加えて、修士課程の頃からプロジェクト演習や地域連携事業に携わってきたことも、今日における観光学の研究者としてのキャリアの形成に繋がっていると実感します。

(博士後期課程3年 平井 健文)