2013年5月25日研究セミナー「「ポスト韓流」を考える~戦後日韓の文化的関係における禁止と過剰の時代~」のお知らせ

本学院では,2013年度第1回研究セミナーを下記のとおり開催いたします。どなたでも自由に参加できます。(聴講無料・事前申込み不要)

今回は東アジアメディア研究センター/国際広報論分野の金ソンミン先生にご登場いただきます。

メディア文化/ポピュラーカルチャーと国家・資本・大衆の欲望とが交錯し、せめぎ合うところに浮かび上がる症候的現象を、「韓流ブーム」の<その後>の展開に即して考察する、清新な発表になると思います。 皆様の積極的なご参加をお待ち申し上げております。


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〈日時〉 2013年6月10日(月)13:00~14:30

〈場所〉 北海道大学大学院 国際広報メディア・観光学院 メディア棟 105号室

〈講師〉 金ソンミン先生 Dr. KIM Sungming (東アジアメディア研究センター/国際広報論分野准教授)

〈題目〉 「ポスト韓流」を考える ──戦後日韓の文化的関係における禁止と過剰の時代──

〈概要〉

 戦後における日韓の文化的関係は、東アジアをめぐるさまざまな地政学的条件や歴史的文脈とともに構築されてきた。2000年前後を起点に交錯した韓国における日本の大衆文化に対する禁止(禁止の時代)と日本における韓流ブーム(過剰の時代)は、まさにその産物であるといえよう。

 今回のセミナーでは、戦後日韓における文化フローの歴史をつうじて、「文化としての日韓」と「歴史としての日韓」がどのように矛盾・葛藤し、どのような諸症状を生み出してきたのかについて考えたい。

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※「研究セミナー」は、2011年度まで「研究談話会」の名で研究交流の機会を提供して参りました(2012年度から改称)。この研究セミナーが、分野を超えた活発な議論の場となり、学院・研究院における新しい研究の方向や分野融合の糸口を探るための機会となることを期待しています。皆様のご参加をお待ちしています。

研究成果公開委員会 (担当:清水賢一郎 kshimizu@imc.hokudai.ac.jp)