
【内容紹介】
1965年以降の日韓文化交流の歴史を批判的に再検討しながら、「日韓」に動員・抑圧されない「大衆」と「文化」の可能性について考えた日韓文化論。2019年3月にソウル大学日本研究所で行った特別講演の内容を著者が加筆修正したものである。
【目次】
1 はじめに:なぜ「文化交流」なのか
2 日韓文化交流の文脈と諸次元
2-1 1965〜1988年:「黙認」の時代
2-2 1989〜2011年:「承認」の時代
2-3 2012〜現在:「否認」の時代
3 韓日と大衆/文化のあいだの緊張
4 おわりに:大衆/文化による「共感の政治」