本学院では、高度な実践型「オープンラボ型フィールドプログラム」を推進しています。

このプログラムでは、大学の研究室・教室を、学外のサテライトオフィスや海外提携校だけでなく、包括連携協定を結んでいる国内各地の自治体や企業、地域、さらに海外の各地で国連世界観光機関(UNWTO)、国際協力機構(JICA)等と協働プロジェクトを展開している「現場(=フィールド)」とシームレスにつなぎ、それら全体を教育研究・実践のための「開かれた研究室」と位置づけます。

そのうえでICTの活用によって拡張現実(AR)的に「ソーシャルイノベーション・コモンズ」を創出し、フィールドワークと座学を闊達自在に往還しつつ「研究・事業の企画立案から、実施、成果物作成、成果の社会還元」まで一貫したアクティブラーニングプログラムを推進しています。

具体的には、遠隔同時通訳機能付きの多地点間テレビ会議システムを整備することで、大学キャンパスと国内外各地のプロジェクト現場とを機動的に結び、マルチメディア情報提示・相互支援型学習システムやタブレット端末連携学習システム等の先端的ICT設備を活用した双方向型・モバイル型授業を可能とするアクティブラーニングシステムを導入しています。

アクティブラーニング室

授業で使用されるアクティブラーニング室は3部屋あり(2019年12月現在)、グループワークやディスカッションによる相互学習を促進し、課題解決能力、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力の向上を支援する設備が整っています。 各部屋共通の主な設備は以下のとおりです。

  • 壁一面のホワイトボード
  • 移動自在なキャスター付き机・椅子
  • 音声、画像、映像、文字データの入出力システム
    (PC、タブレット、高性能プロジェクター、カメラ、マイク、スピーカー等)
アクティブラーニング室での授業風景
グループワークの様子

プロジェクト演習室

プロジェクト演習室は、調査報告、情報交換、ディスカッションを行う場としても利用されています。

プロジェクト演習室でのディスカッションの様子