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部内共同研究プロジェクト

本プロジェクトの概要と2014年までの活動

2016年5月16日 トランスナショナルな公共圏におけるメディア文化とアイデンティティ(記憶と和解)

本プロジェクトは、グローバル化の進行、特に国境を越えた人の移動や情報の伝達によってもたらされるトランスナショナルな空間におけるメディアおよび文化の役割について考察を試みる目的で、2011年度より、メディア文化論の教員を中心に研究会(講演会、シンポジウム、個人研究発表など)を継続的に実施している。2013年度以降は「記憶と和解」という中核テーマを設定し、記憶をめぐる論争、メディアによる記憶の表象とアイデンティティの問題などについて、メンバーによる研究発表を行う他、外部から講演者を招いての講演会、他プロジェクトおよび他組織と合同でのワークショップやシンポジウムの開催などを行ってきている

2011年度

① 5月6日 第一回研究会 発表者:玄武岩 発表テーマ:「コリアン・ネットワークから見たディアスポラ・メディア研究の地平」

② 9月27日 第二回研究会 発表者:西村美幸(D3) 発表テーマ:「多文化主義と辺縁~「アジア系カナダ人」をめぐって」

③ 10月17日 第三回講演会(兼第三回研究会) 講師:ロンドン大学クィーンメアリー校クレア・ウィルス教授 講演テーマ:‘The Irish in Britain in the 1950s: Literature, Class and Social Mobility’

④ 3月21日 国際シンポジウム(兼第四回研究会)「記憶としての戦争、文化としての平和」 基調講演者:オーストラリア国立大学のテッサ・モーリス-スズキ教授 ‘Cultures of War, Cultures of Peace: Korea, Japan and Northeast Asia’s Tipping Point’、発表者:玄武岩准教授「『反核』の思想と無思想――韓国における『原爆:』体験のゆがみ」、フィリップ・シートン准教授 ‘3.11 as a Code: Cultures of Peace after the Earthquake’

2012年度

①7月6日 第一回研究会 発表者:権艶美(教育学院博士課程) 発表テーマ:「若い世代の中国朝鮮族のアイデンティティについて―在中韓国系企業に働く若い世代の中国朝鮮族と韓国人との接触を通して―」

②1月30日 講演会・第二回研究会 講師:黒石いずみ教授(青山学院大学総合文化政策学部) 講演テーマ:「生活空間から社会を変える試みへの問い〜戦前期東北・朝鮮生活調査・改善事業と東北大震災復興に思う事」

③3月27日 講演会・第三回研究会 講師:三井秀子助教授(マカオ大学人文社会科学研究院日本研究学科) 講演テーマ:「東アジア市民社会における『脱植民地化』と『アジア女性』概念」

2013年度

①6月28日 第一回研究会 発表者:玄武岩 発表テーマ:「『中国残留日本人』をめぐる包摂と抵抗−『本国帰国者』という多重的アイデンティティの可能性」

②7月19日 講演会・第二回研究会 講演者:殿平善彦(強制連行・強制労働犠牲者を考える北海道フォーラム共同代表) 講演テーマ:「死者からの伝言−遺骨発掘と東アジアの和解」

③9月25日 第三回研究会 発表者1:竹中のぞみ 発表テーマ:「フランス海港都市における奴隷貿易の記憶」 発表者2:浜井祐三子 発表テーマ:「『記憶』と『和解』:イギリス現代史からのアプローチ、北アイルランドの場合」

④:11月1日第四回研究会 発表者:増田哲子 発表テーマ:「戦争の記憶と表象ーゴヤの『戦争の惨禍』とその系譜」

⑤11月29日第五回研究会 発表者:田邊 鉄 発表テーマ:「ガジェット・ユビキタス・クラウド〜モノガタリとコトガタリのICT論〜」

⑥12月20日第六回研究会 発表者:西村 龍一 発表テーマ:「“call and response”—日系カナダ人アーティストCindy Mochizukiのアートアニメーションにおける『記憶』の表現」

⑦1月17日(金)第七回研究会 発表者:原田真見 発表テーマ:「創られる記憶としてのNew Zealandness」

⑧:2月21日第八回研究会 発表者:金ソンミン 発表テーマ:「映画における肉食の表象と集合的記憶の再構築」

⑨2月28日(金)講演会・第九回研究会 講演者:松村 洋(音楽評論家・大学講師) 講演テーマ:「ヘイト・スピーチと対抗アクション…東京・新大久保で何が起きたか」

その他、以下共催にて

*韓国・聖公会大学東アジア研究所との合同企画として 主権のワイルド・ゾーン:大村収容所から見る冷戦・国民国家体制(主催:聖公会大学東アジア研究所、共催:北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院) 8月23日 講演者と講演テーマ:「収容所という安全装置:大村収容所とポリス」(チャ・スンギ 聖公会大学東アジア研究所)「戦後日本福祉体制と『非合法的』生存権」(趙慶喜 聖公会大学東アジア研究所)「難民と国民の境界:大村収容所/送還者に対する韓国政府の対応を中心に」(イ・ジョンウン 聖公会大学東アジア研究所)「大村収容所と釜山収容所:日韓関係に翻弄された漁民と『密航者』」(玄武岩)

*院内共同研究「拡張現実の時代における〈場所〉と〈他者〉に関する領域横断的研究」との合同企画として エリー・カーペンター氏講演会10月22日 講演者:Ele Carpenter(キュレーター、ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ芸術学部) 講演テーマ:「Nuclear Culture - 核をめぐる文化」

*東アジアメディア研究センター他との合同企画として 韓国映画「チスル」を見て済州4・3事件を考える集い 11月4日 ディスカッション:金昌厚(済州4・3研究所所長)、玄武岩、浜井祐三子、芳賀恵(国際広報メディア・観光学院院生)

2014年度

①6月5日 第一回研究会 発表者:宇佐見森吉 発表テーマ:「言葉を科学する--カバコフの記憶アート」

②7月18日 講演会・第二回研究会 講演者:シンディ・モチヅキ(アーティスト) 講演テーマ:「Memory and the Afterimage: Imagining the Archive after Redress」

③10月3日 第三回研究会 発表者:長井裕子 発表テーマ:「記憶の食文化——『臘八粥』をめぐって」

④12月19日 第四回研究会 発表者:高橋 誠(国際広報メディア・観光学院、博士1年) 発表テーマ:「北方領土弁論大会と領土ナショナリズム」

⑤1月16日 第五回研究会 発表者:渡辺浩平 発表テーマ:「『闇』の記憶--視覚芸術のなかの炭鉱--」

⑥ 2月21日 シンポジウム「闘争する記憶、生産する記憶:記憶、メディア、アイデンティティ」

発表者と発表テーマ:多文化社会イギリスにおける記憶の「闘争」と「生産」 (浜井祐三子)、創造される記憶としてのNew Zealandness(原田真見)、中国帰国者、原爆被害者、そして『基町アパート』−戦争被害受忍論を克服する「方法としての歴史問題」 (玄武岩)、戦争の記憶と表象―フランシスコ・ゴヤ《1808年5月2日》と《1808年5月3日》 (増田哲子)、ノイズとして産出されるエスニシティの記憶―Shiro Yagiにおける知覚と表象の関係に即して (西村龍一)、韓国のPodcastと「セウォル号」をめぐる記憶闘争 (金成玟)

その他、以下共催にて

*東アジアメディア研究センターとの共催として 7月12日(土)シンポジウム「『夕張』『炭鉱』が語りかけてくるもの」

*科研基盤B(代表:ゲーマン ジェフリージョセフ)[北海道における先住民族の[知]の接合に関するアクション リサーチ研究主催の以下の二つの講演会に協力 11月10日講演会 アン・エリス・ルアレン「Indigenous Studies(先住民族スタディーズ)のあり方を問い直す」、11月20日講演会 ナカムラアユミ「カリフォルニア・ネイティブ チュマッシュ・インディアンズ ナゥ!」