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部内共同研究プロジェクトの紹介

2016年度部内共同研究「多元文化教育の諸相」概要

2017年5月12日 多元文化教育の諸相

本プロジェクトは、メディア・コミュニケーション研究院多元文化教育論分野所属の3名と国際連携機構所属の1名からなる共同研究である。(この4名は教育学院多元文化教育論講座において各自の研究領域に関連した大学院教育を展開している。)本申請の「多元文化教育の諸相」は、研究メンバー個々の研究力をさらに高めると同時に、各構成員の研究を有機的に結びつけて組織化し、多文化共生をはじめとしてさまざまな課題を抱える現代社会への貢献を飛躍的に向上させることが目的である。またその成果により、大学院メディア・コミュニケーション研究院の研究体制の一翼を担うだけでなく、大学院教育学院における教育の質の向上も目指すものである。

下記4名の研究は、いずれも文化の多様性をポジティヴにとらえて遂行されている。日本は人口が減少し続けているにもかかわらず出生率を上昇させるための具体的な施策が不十分である。また移民の受け入れに関しても厳しい制限がある。この状況で多文化共存社会の真の実現とさらなる発展を目指すメンバーが行う研究には、それぞれの視点を生かしつつあるとはいえ、なお大きな壁があることを認めなくてはならない。しかし、たとえ日本社会が健全に規模を縮小させるとしても、ダイヴァシティを実現することなく明るい未来を迎えるのは困難である。以上の認識に立ち、各メンバーはそれぞれが対象とする課題を解決するための研究を行い、同時に方法論の構築を目指した。(ゲーマンと青木が座学とフィールドワークの結び付け方で理論化を前進させたのは収穫の一つである。)今後は「エスニシティ」(仮題)をキーワードとして研究をさらに進め、できるだけ早期に論文集の公刊を目指す所存である。

なお本プロジェクトの代表として研究を導いてこられた眞﨑睦子氏が2016年2月に急逝された。謹んでご報告申し上げ、同氏のご冥福を祈りたい。