講演者:西垣 通 先生(東京経済大学コミュニケーション学部教授・東京大学名誉教授)
基礎情報学はネオ・サイバネティクス研究の一環であり、いわば主観知から客観知にいたる構成主義的な知に他ならない。基礎情報学の応用の一つとして「集合知」があげられる。人々の多様な意見をまとめあげ、問題解決を試みるのが集合知だ。クイズのように客観的正解がある場合は単純に投票で決めればよいこともあるが、価値観が分かれる複雑な問題ではそうはいかない。マイケル・サンデルの公共哲学を踏まえ、社会的意志決定をおこなうための新たな集合知モデルを提案する。
*参考文献:『ネット社会の「正義」とは何か』(角川選書545、2014年刊)
(終了19:00予定)
主催:北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院内共同研究プロジェクト「拡張現実の時代における〈場所〉と〈他者〉」
共催:情報文化学会・北海道支部
参加無料・申込み不要です。ご来場をお待ちしております。
講演会ポスター(PDF244KB)
イベントの新着情報