以下の通り展示ならびに研究会を開催いたします。
19世紀半ば以降、宣教師をはじめ、軍人、商人、旅行者など、西洋から中国や日本を訪れた人びとが増えるにつれ、「東洋」は西欧のまなざしと記録の体系のなかに取り込まれていきました。とりわけ写真技術の登場は、「東洋」に関する記録をより具体的で写実的なものへと変えていきます。写真は光を写し取る技術であると同時に、ある時代の出来事や人びとの姿を定着させる歴史記録のメディアでもあります。
本研究会では、20世紀初頭にロシア人とフランス人の撮影者が中国を旅し、1902年前後の首都・北京、ならびに中国西南部の雲南における社会の様相を写真として記録した事例を取り上げます。北京と雲南はしばしば「中心」と「周縁」という関係で語られてきたが、しかし清末という歴史的文脈のもとでは政治・経済的条件に大きな差があったものの、写真のなかには文化的・社会的な共通性や、都市と辺境を横断する生活世界の連続性も読み取ることができます。
本研究会は「展示」と「研究会」の二部構成とし、フランスおよびロシアの写真資料を手がかりに、当時の中国像がいかに作られたのかを読み解いていきます。
主催:北海道大学メディア・ツーリズム研究センター
共催:北海道大学観光学高等研究センター
*本研究会は、北海道大学創基150周年記念事業として扱われております。
■プログラム
日時:
展示:2026年2月19日~2月22日 10:00~17:00(22日は12:00まで)
研究会:2026年2月20日 16:00~18:00
場所:北海道大学 メディア·コミュニケーション研究院 307室
形式:参加無料・申込不要
■ 報告者
◎パイチャゼ スヴェトラナ(北海道大学)
記録か、表象か:ロシア軍人写真家が写した義和団事件後の北京
◎董子昂(北海道大学)
エキゾチシズムとノスタルジアの間に:フランス人旅行者が記録した20世紀初頭の雲南
◎李俊榮(漢陽大学校)
記録写真における空間的フレーミングと時間の構成
■ コメンテーター
◎丁乙 (北海道大学)
以下のリンク先のポスターもご参照下さい。
ご来場お待ちしております。
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