開催日時：2016年5月31日（火）　16時30分～メディア・コミュニケーション研究院 平成28年度第1回研究セミナーのお知らせ

今年度第1回の研究セミナーは、以下の講演会を開催いたします。ふるってご参加下さい。

講演者：周 倩 助教（メディア文化論講座）

演題：「メディアによって構築された「Middle Class」のイメージとその意味――「高度経済成長期」における日中両国の比較社会学的研究」

概要：
階層研究は客観的指標を用いて、社会の階層構造とメカニズムを解明すること、及び主観的階層帰属意識を明らかにすることを、主たるテーマにして取り組まれてきた。しかし、脱工業化、高度情報化、高度消費社会の進展の中で、メディアの影響力が強まり、客観と主観とを媒介するメディア上のイメージに焦点を当てて、階層研究とメディア研究を架橋した新たな研究が必要となってくる。
本報告はこうした問題意識のもとで、日本と中国の「高度経済成長期」、それぞれのメディアに現れた「Middle Class」の表象を拾い上げ、これを分析し比較することで、「Middle Class」のメディア・イメージのあり方、その形成要因と意味について考察を加えるものである。
（18時終了予定）

問い合わせ：
研究成果公開委員会
（研究セミナー担当：金山準　kaneyamaj@imc.hokudai.ac.jp）