開催日時:2023年5月13日(土) 14時00分~『湖底の空』上映会&トーク 開催のお知らせ

開催日時:2023年5月13日(土) 14時00分~

場所:北海道大学学術交流会館 講堂

『湖底の空』上映会&トーク 

日中韓合作映画『湖底の空』(佐藤智也監督)に出演した在日韓国人俳優のみょんふぁさん、佐藤智也監督をお招きし、映画の上映会とトークを行います。ドラマや映画、演劇、音楽などエンターテインメントの世界では国際間の協業が活発に行われています。特に映画界では、本作のように3カ国以上がかかわる国際共同製作も増えています。産業構造や製作システムが異なる国家間で、文化や歴史、言語の壁を越えてひとつの作品を生み出そうとする試みが、グローバル時代のコンテンツ作りにおいて重要視されているのです。『湖底の空』は一人の女性の内面の葛藤をとおして国や性別などの「境界」の意味を問いかける作品です。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020では高い評価を受け、コンペティション部門でグランプリとシネガーアワード(批評家賞)をW受賞。札幌では初上映となります。

日時:2023年5月13日(土)14:00より(17:00終了予定)
場所:北海道大学学術交流会館 講堂(入場無料)
登壇者:みょんふぁ(俳優)、佐藤智也(監督)
聞き手:芳賀恵

※参加を希望される場合は、こちらにアクセスしグーグルフォームに情報の記入・送信をお願い致します。

~みょんふぁ(洪明花)プロフィール~
在日コリアンの俳優。日韓での舞台公演、作品紹介、映画出演、戯曲朗読など、多方面で精力的に活動を展開する。韓国戯曲の上演で第9回小田島雄志・翻訳戯曲賞受賞。2014年に文化庁の海外研修制度で韓国国立劇団に留学。出演作に『血と骨』『焼肉ドラゴン』など。2021年には、朝鮮の舞姫・崔承喜の娘(安聖姫)が、植民地支配と朝鮮戦争により離散と再会を繰り返した母への愛情を語る物語を一人芝居「母~My Mother~」で演じた。日韓演劇交流センター副会長。

『湖底の空』
2019年/日本・中国・韓国/111分
監督:佐藤智也
出演:イ・テギョン/阿部力/みょんふぁ/武田裕光/アグネス・チャン
公式サイト:https://www.sora-movie.com/ 


ストーリー:
空(そら)と海(かい)は日本人の父・高志と韓国人の母・チスクの間に生まれた一卵性双生児の姉弟。大きな湖があり、民族芸能が盛んな韓国・安東(アンドン)で生まれ育った。28歳となった空は中国・上海に暮らしている。イラストレーターとして仕事を得ようとするが、作品の売り込みはなかなかうまくいかない。出版社に勤める日本人の男性、望月が何かと空の絵を気にかけ、仕事を提供しようとする。異郷の地で暮らす二人は、似たような境遇から親密な関係を築きつつあった。

主催:北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院附属東アジアメディア研究センター