-
- 職名:
- 准教授
- 担当講座:
- メディア文化論
担当授業
芸術社会論演習
メディア文化と表象
国際交流と地域文化
授業内容
「芸術」から社会を考える
私は、ゴヤの作品を中心として、スペイン近代美術を研究しています。ゴヤは18世紀末から19世紀へという、西欧における大きな思想的・文化的転換期に制作を行っていました。その作品を、当時の社会的文脈のなかで捉えることを目的として研究を行なっています。特に最近は、ゴヤが描いた戦争の様子や民衆のイメージを対象としています。
授業では、受講生の関心に合わせて、美術のみならずポップカルチャー等も含めて、文化現象を広く扱っています。受講生には、映画やアニメ等、自分が興味を持った作品が、現代社会においてどのように生産・消費されるのか、どのような意味を伝えるのかを批判的に考察する力を身につけて欲しいと考えています。
略歴・主要業績
筑波大学大学院博士課程人文社会科学研究科修了。博士(文学)。「スペイン独立戦争の記憶と表象ーゴヤ《1808年5月2日》と《5月3日》を中心に」(浜井祐三子編著『想起と忘却のかたち: 記憶のメディア文化研究』三元社、2017年)、「ゴヤの《わが子を食べるサトゥルヌス》における「食べること」のイメージ」(『美学』239号、2011年)等。
所属学会
美学会、スペイン・ラテンアメリカ美術史研究会、イスパニヤ学会
電子メール
nrkmasuda@imc.hokudai.ac.jp
研究領域
近代西洋美学・美術史、近代スペイン美術
検索用タグ
メディア・情報、メディア文化、文化・社会