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- 職名:
- 准教授
- 担当講座:
- メディア文化論
- Webサイト
担当授業
マルチメディア表現論
授業内容
ICTとともにあるほかない「わたし」のサバイバル
テオ・ヤンセンは、「いきもの」を「自律的に行動し、遺伝し、進化するもの」であると定義し、プラスチック・チューブの「いきもの」を創りだした。私たちは意識するとしないとに関わらず、「自分の口出し可能な世界」を区切って生きている。「もの」と「いきもの」・「わたし」と「あなた」・「じぶん」と「せかい」の境界を自明で絶対的なものと捉える限り、「いきもの」を創るという実験は「精妙な自然のグロテスクな模倣」でしかない。だが、コンピュータ、特にインターネット技術の進化は、脳の外部化、知のネットワーク化を促進し、境界線は自明のものでなくなりつつある。文化は遺伝するか、また、進化するか。愛は編集・保存・複写できるか。情報通信技術は、私たちの何を、どう変えようとしているのかを、具体的なコンテンツやサービスを通して検討する。自分の専門とマッチングをとることに腐心するよりは、なるべく多くの方向にアンテナを伸ばされることを期待している。
略歴・主要業績
大阪外国語大学大学院外国語学研究科修士課程修了。2008「RPG型中国語グループ学習システム」・2009「中国語ローマ字習得プログラム『カナ☆ピン』」・2010「人工無能小李4号」(以上電子学習システム等)、2001『電脳中国学』II(漢字文献情報処理研究会編・好文出版)
所属学会
教育工学会・中国語学会・中国語教育学会・e-Learning教育学会・情報文化学会・コンピュータ利用教育学会
電子メール
ttanabe@iic.hokudai.ac.jp
研究領域
教育工学・外国語教育・学術データ活用
検索用タグ
メディア・情報、メディア文化