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- 職名:
- 教授
- 担当講座:
- 言語コミュニケーション論
担当授業
日本語学習論演習
授業内容
心理学的観点から言語学習支援(研究)を考える
大学院では、自分が明らかにしたいことについて、教えてもらうのではなく自分で見つけ出し絞り込んでいかなければなりません。自分が明らかにしたいことが既に研究されていないか、どのような先行研究があるか、明らかにするにはどのような方法が必要か、自分の研究テーマが論文になるような具体的なものかなど、自分で頭を使って考えることを学ぶ必要があります。私の研究領域は、「わかること」「できるようになること」の喜びを教育心理学的な観点から支援すること、心理学理論の立場から言語学習を考えることです。授業では、背景・目的・方法・論旨が明確な教育心理学の論文を読むことを通じて、学術的に考える能力を養うことを目指します。
略歴・主要業績
【略歴】北海道大学文学研究科修士課程行動科学専攻修了、1991年より北海道大学留学生センターで日本語教育に従事、高等教育推進機構国際教育研究部日本語・国際教育部門長(教授)【主な研究業績】『日本語教育学を学ぶ人のために』(2001年 世界思想社(共著))、「JFL環境における日本語学習者を対象とした内発的動機づけ研究の可能性—香港における日本のポピュラーカルチャーをきっかけとする学習者の検討からー」(『国際広報メディア観光学ジャーナル』2018年)、「日本語学習における「内発的動機づけ」の再検討」(『北海道大学国際教育研究センター紀要』2016年)など
所属学会
日本教育心理学会 日本語教育学会 日本語教育方法研究会 専門日本語教育学会 日本マンガ学会
電子メール
yoshikoba@oia.hokudai.ac.jp
研究領域
認知心理学 学習科学 日本語教育 メタ認知 動機づけ
研究コラム
「学習」に関わる「認知心理学」あるいは「学習科学」を、日本語学習支援とどう結びつけていくかに関心があります。また、日本語非母語話者だけではなく、日本語母語話者に対する日本語の研究にも興味があります。
以前は、漢字学習支援や「(レポートや論文など学術的な)文章表現」を指導する際に、指導する側が授業で何をすべきかという研究が多かったのですが、最近は、学習者や教師が学習をどう捉えているのか、「なぜ」言語を学習するのかに特に関心があります。その焦点にあるのは、「メタ認知」「動機づけ」「自己調整学習」です。
今まで修士論文の主査を16名担当し、1名が博士号を取得しました。2018年12月現在,主査として担当している指導学生は3名で、うち2名が博士号取得見込みです。ほぼ全員が「動機づけ」に関連する研究をしています。
検索用タグ
言語コミュニケーション、言語習得