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- 職名:
- 准教授
- 担当講座:
- メディア文化論
担当授業
言説分析論演習
メディアリテラシー
授業内容
言葉から見えてくる社会
私たちがコミュニケーションの手段として使っている言葉には、個々の考えや情報だけではなく、社会の様相も表れます。私の研究では、批判的談話分析という理論を用い、新聞などのメディアで使われている言葉の分析を通して、ジェンダーに関する問題を考察してきました。あからさまな性差別表現が公の場であまり使われなくなってきても、「男らしさ」や「女らしさ」といったジェンダーのイメージが作られていく過程では、言葉が重要な役割を果たしています。ジェンダー以外にも差別意識や様々な価値観の形成には、言葉という側面を考えないわけにはいきません。授業では言説分析や談話分析と呼ばれる分野を概観しつつ、言葉と社会の関係を深く考えていきます。
略歴・主要業績
英国ランカスター大学で博士号(言語学)を取得。研究テーマは言語とジェンダー、批判的談話分析。『ディスコース分析の実践』(共著、くろしお出版 2016)、「震災と原発事故の新聞記事における子供の描写とジェンダーの関係」(大みか英語英文学研究 (18)、2014)など。
電子メール
atmnr@imc.hokudai.ac.jp
検索用タグ
メディア・情報、メディア文化、文化・社会