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- 職名:
- 准教授
- 担当講座:
- 観光文化論
担当授業
観光人類学演習
授業内容
部分的なつながりを探り、全体を推察する
観光はヒトやモノ、カネ、サービスなどのグローバルな移動を引き起こす代表的な現象です。それは、古典的な人類学が「未開」と呼んだ地においても例外ではありません。皆さんも研究フィールドにおいて、観光の持つ影響力の大きさを感じたことがあるのではないでしょうか。この講義では、観光人類学や民俗学に関する文献購読を軸としながら、受講生の皆さんがフィールドにおいて発見した「問題」を積極的に議論の対象にします。講義では、それらの問題を「個別の現象」として片付けるのではなく、文献で紹介される諸事例や、繋がりを見出せそうな他の受講生の事例群と比較していきます。個別のフィールド=「部分」どうしのつながりを探る作業を通して「全体」を見通していくこと、これが本講義の目的です。
略歴・主要業績
1982年、千葉生まれ。筑波大学大学院 人文社会科学研究科 哲学・思想専攻終了。博士(文学)。國學院大学日本文化研究所研究補助員、國學院大学博物館研究補助員、東京家政大学、東京工芸大学、高崎経済大学などでの非常勤講師を経て現職。最近の論文に「〈新しい聖地ネットワーク〉」の進展」(『日本における外来宗教の広がり:21世紀の展開を中心に』宗教情報リサーチセンター、2019)、「現代における大峯奥駈修行の変化:地縁・血縁から修行縁へ」(『山岳修験』61号、2018年)など。
電子メール
amada@imc.hokudai.ac.jp
研究領域
宗教学、民俗学、人類学、山岳信仰と観光/地域振興
検索用タグ
文化・社会、観光文化