岡田 真弓 / OKADA Mayumi

  • 岡田 真弓
    職名:
    准教授
    担当講座:
    観光地域経営論

担当授業

地域研究(中東)
地域と観光

授業内容

文化遺産をめぐる多様な価値観を活かす観光とは

現在、様々な国が観光客を積極的に誘致しており、有力な観光コンテンツとして、遺跡や文化財といった文化遺産への関心も高まっています。文化遺産をめぐる利害関係者はそれぞれに、歴史的、民族的、宗教的、経済的、政治的な価値を文化遺産に見出し、過去のモノに現代的価値を投影します。また、観光客の文化遺産の価値の受けとめ方が文化遺産に関係する民族、地域、ひいては国のイメージにも影響するため、利害関係者の利と害は増大していきます。授業では、文化遺産をめぐる多様な価値をどのように調整するべきか、観光をとおした文化交流・理解の促進と文化遺産の保護をどのように両立するべきか、といった課題を考えます。

略歴・主要業績

東京都生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了(博士)。北海道大学アイヌ・先住民研究センター博士研究員、同大学創成研究機構特任助教を経て、2020年より現職。

【主要業績】
『イスラエルの文化遺産マネジメント:遺跡の保護と活用』(慶應義塾大学出版会、2017年)、「文化遺産の所有権をめぐるイスラエルとパレスチナの葛藤」(共著、三宅理一他編『境界線から考える都市と建築(三宅理一退官記念論文集)』鹿島出版会、160-170、2017年)、「遺跡・遺産から学ぶ先住民族の歴史と文化」(奈良文化財研究所(編)『平成24年度遺跡等マネジメント研究集会(第二回)報告書:パブリックな存在としての遺跡・遺産』、98-107、2013)

北海道大学研究者総覧 個人ページ

所属学会

世界考古学会議、日本オリエント学会、Palestine Exploration Fund、日本西アジア考古学会、日本遺跡学会

電子メール

m-okada@cats.hokudai.ac.jp

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ツーリズム、観光地域経営