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- 職名:
- 講師
- 担当講座:
- 言語コミュニケーション論
担当授業
日本語教育論演習
授業内容
日本語教育に携わる人々のナラティヴ(語り・物語)に耳を傾ける。
国際化と人の移動を背景に国内外で日本語教育現場が多様化したことにより,日本語教育研究においても質的研究が盛んに行われるようになりました。私自身はこれまで南米や北アフリカで日本語を学ぶ・教える人たちのライフストーリーを聴く調査・研究を行ってきました。時にはおうちでランチをしながら,時には職員室でコーヒーを飲みながら彼ら・彼女らの人生の話を聴くことは豊かな学びの機会でもあり,今となっては大切な思い出です。
授業では質的研究の中でも,ナラティヴ(語り・物語)を通して個人のアイデンティティ及び価値観の形成過程や葛藤の在処と向き合い方などを描き出す,ナラティヴアプローチを扱います。みなさんが各自の興味・関心や問題意識を出発点として実際に調査を行い,ナラティヴと向き合う姿勢を育むことが目標です。
日本語教育に関心がある方もナラティヴに関心がある方も気軽に参加してください。ぜひ,あなたのライフストーリーを聴かせてください。
略歴・主要業績
筑波大学大学院人文社会科学研究科博士後期課程修了。博士(日本語教育学)。2023年より現職。研究分野及びテーマは,日本語教育,ナラティヴ,ライフストーリー研究,南米の日系人コミュニティ,アイデンティティ形成
主な業績は,「コロンビア人教師ルスさんのライフストーリー−移住地の日本語学校における日本語学習及び教育についての語りを中心に」(『言語文化教育研究』22,単著)「コロンビア日本人移住地における日本語教育の意義−光園創設者ハナさんのライフストーリー分析を通して 」(『言語文化教育研究』20,単著)『オンライン授業を考える:日本語教師のためのICTリテラシー』(第2章,共著)など。
所属学会
日本語教育学会,言語文化教育研究学会,小出記念日本語教育学会
研究領域
日本語教育,ナラティヴ,ライフストーリー研究,南米日系人コミュニティ,アイデンティティ形成
検索用タグ
言語コミュニケーション論